生活に刺激がほしいと思ったので、パンチのきいた旅行記を読むことにした。
タイトルからしてなんとも刺激的!笑
刺激がないというよりは、今月行く屋久島のためにエネルギーを確保すべく読書タイムとしたのです。お金も節約したいし、しばし大人しく読書の時間にあてることにしたのです。
一人旅の本。
20歳の頃にした一人旅の旅行記。
生まれが関西という著者はユーモア溢れる文章で自分の旅を面白ろ可笑しく展開してくれて思わず何度も笑わされました。
久々に一人旅をするのでちょうどよかったかもしれない。
誰かと一緒の旅だと判断力が、鈍る。
あまり調べないほうがエキサイティングになる。
ドキドキ、ワクワク感がたまらない。
この辺が一人旅の楽しみといっている著者の気持ちがピッタリ当てはまってしまった。
危険な目にさらされた方が死を近くに感じ、自分が生きているとをリアルに感じる。
この危なっかしい著者の若々しい心持ちも当時の自分に重ね合わさって新鮮だった。ある意味私は今でもたまにこの状況を心地いいと感じて、自然に求めているような気がするけど(ただのドMなのか?)
自信が持てず情けなかった自分が、
新しいことを経験するたびに、いままで知らなかった自分を発見できて、成長することを実感する。
それが自分を心地よくさせているのかもしれないと思った。
彼女は、私の行ったことのないインドにいって日本にいると今を生きることを忘れそうになるといっていた。その国がどこであっても自分の知らない世界、世界観が広がっていて貧富の差や、生死の狭間を身近で見て始めて感じるものだと思う。
自分が数年前まで、新鮮で活気に満ち溢れていたのに時間が経ってしまった今忘れかけている自分に気付いて歯痒い気持ちになる。
当時の気持ちを思い返しみるいいきっかけになったかもしれません。