この旅行記は2011年に一人でヨーロッパ周遊をしたときの記録です。
東京から【イギリス】ロンドンへ
ドーバー海峡を渡り【ベルギー】ブリュッセル→ブルージュ
タリス に乗って【ドイツ】フランクフルトへ
ロマンチック街道をバスで縦断→ローテンブルグ →ミュンヘン
ノイシュバンシュタイン城
バスで【チェコ】へ入国
【オーストリア】ウィーンへ
【イタリア】ベネチア→ローマ←いまここ
→フィレンツェ→ローマ→ミラノ
→東京
と1ヶ月に渡り旅をしてきました。
この記事はローマ旅行記の記事になります。
前回までの記事はこちら
www.nachu-log.com ベネチアからローマへの移動日の前日、熱が出ていました。
一晩眠って、朝は割と調子良がく、熱もなかったのです。
ベネチアの駅へ向かい、ローマ行き〜♪とウキウキとしていたら、なんだかみんなワサワサしている。
みんながチケット売り場やインフォメーションに列を作っている。
まさか!
近くにいる人に聞いてみると、大規模ストライキが起こっているらしい。
えー!!
困る困る困る〜。
宿泊先も決まっているのにどうしたらいいの?と一人でパニックに。
イタリアではストライキが頻繁に起こると聞いていたのですが、自分の身に起きるとは予想していなかったのです。
予告もないし、案内などもない。これがイタリアか。
駅員さんに聞くと「ローマに行くの?その電車は90%動くと思うよ。もう少し待てばプラットホームに番号が表示されると思うから待っていなさい」
と。
本当?
イタリア人のマイペースさはどうも信じられないし(笑)
ヒヤヒヤしながら待っていると、発車予定時刻10分前に電光掲示板に番号がついた!
「ローマ行きOK!!」
よかった〜!
さっきまでのヒヤヒヤが消えて、いざ電車に乗り込みます。
ローマまで4時間くらいかな?
途中から別のヒヤヒヤがきてゾクゾクに変わりました。
降りる頃には熱が上がってきているのが分かり、かなりフラフラでした。
ローマはベネチアよりさらに暑いし、治安もあまりよくないと聞いていたから、いつも以上に気を張らないとと思って、顔を真っ赤にしながら、頑張ってホテルまでたどり着きました。
今回宿泊したのはテルミニ駅から徒歩10分程のThe Yellow というホステル
鬱蒼とした街で心細くなる・・・
チェックインしてそのままベッドに倒れ込むのでした。
とりあえず何か食べなくちゃと思って体に鞭をうちながら、テルミニステーションへ戻り、スーパーで水とヨーグルトやらを買って近くのピザ屋でピザを買ったけど全然食べられない。
おかゆとかお味噌汁がほしい・・・
明日病院へ行こう。
日本語が通じる病院がいいなと思ってネットで検索。
するとローマでクリニックを開いているお医者さんがいるじゃありませんか。
電話して予約して明日行くことになりました。
病院までは電車で20分のはずが乗り間違いをして1時間かかって到着。
日本人のドクターで一安心。
あれこれ症状と3日間の大変だった様子を聞いてほしくて色々しゃべっちゃう私。
抗生剤を出してもらった。
初診料は200ユーロだったけど、保険で返ってくるように書類を作成してもらったりして、本当に有り難かったです。
先生にはこっぴどく「女性の一人旅は絶対にダメだよ。大変な目に合っている人をたくさんみているんだから!みんな国内旅行をする勢いで軽く来ちゃうんだから」と。
本当にそうだ。体調を崩すことなど想定していなかったのだけど、一人だとこんなに大変なんだと初めて知った。
とりあえず熱が下がるまではローマにいた方が良いと言われ、私もそのつもりだったからしばらくの間ローマで療養することにしました。
その後、熱が落ち着いたので、ローマにいるうちに観光もしたい。
同じ宿で知り合った日本人のお兄さんがコロッセオに行くというので、着いていくことにした。
夕方からはローマは出歩かないようにしようと思っていたけど、男の人がいれば安心だし。
ということでコロッセオへ。
コロッセオは、西暦70年に建設が始まり、80年に完成。
古代ローマ時代に皇帝ウェスパシアヌスによって作られた円形格闘技場です。
収容人数は8万人です。
当時の様子が再現された絵で表現されていました。
「流血や死」が娯楽になっていたそうです。
年間数千人もの闘士が亡くなったと言われています。
なんとも残酷な歴史をもつコロッセオですが、こんな場所でも愛されていて結婚式の写真撮影と思われるカップルさんに遭遇しましたよ。
ローマにきたからは外せないコロッセオを体感できて、いい経験になりました。
この後、一緒に夕食を食べる予定だったのだけど、寒気がしてきて帰宅しました。
この熱の上がり下がりが4日間・・・
パスタをテイクアウトして一人でホテルで食べて就寝しました。