NACHU-LOG〜地球ゲームを楽しもう〜

人生は出会った物・人・景色・旅・ことば・愛と感謝・宇宙すべてででできている

海賊とよばれた男

百田尚樹さんの名作をまた読みました

 
百田さんの作品はやっぱり読み応えがある!!
頭が良いと思うし、人柄が出る!
 
そして自分の知らない世界をリアルに描いてくれるから引き込まれるのですビックリマーク
 
舞台は戦前。石油の商人が主人公。



前半は、主人公の国岡の商売に対する信念から入りましたひらめき電球

消費者と生産者がともに、得をするのが正しい商いと信じてる。その橋渡しをしている。
そのWinWinの考え方を曲げずに戦う姿が商売人としてモチベーションを維持する彼のパワーだったのかもしれません。

これこそが彼の生き方を表していると思いました!

恩師の日田が、家族のために独立をするべきときに
「家族で仲良く暮らすこと、自分の初志を貫くこと」と自分の別荘を打ったお金を独立資金を渡す身を削っての厚意と人柄には圧巻させられます。
こんなことは普通は出来ない。よっぽど信頼している人、家族同然に対する思いじゃないと。

まず、自分が商売の基礎を学ぶというスタイルで、
「商いとはなにか」「店主とはどうあるべきか」を酒井商店の店主、賀一郎から学び、「土魂商才」という座右の銘を持ちながら独立され、それについてくる店員。

会社を人間尊重を大切にする大家族という、考え方。
今ではなかなかいないのではないでしょうか?

日本を真に想う熱い信念を誇らしく思います。
永遠の0に続く大作のようですね。
戦時中に起きていた石油危機について微塵も知らなかった自分に現実味を帯させてくれました。

上巻は第二次世界大戦が終息するところで終了しました。