先日、シュタイナー学園のオイリュトミー親子体験に参加してきました。
ドイツのルドルフシュタイナーによって発案された動きの芸術です。
オイリュトミーは、音楽や言葉を通して身体で表現していくことで、
気の流れを活性化させて、心と体に調和をもたらして、
生命力や自己治癒力を高めていきます。
母音や子音の動きを通して、バランスが損なわれている心身の機能に働きかけて予防医療に取り入れられたり、治療としても取り入れられているんです。
実際に幼児や、低学年向けのクラスを娘といっしょに体験させてもらいました。
歌(言葉)に合わせた、母音・子音の音ひとつひとつに、動きがあり、色があり、イメージがある。
それに合わせた動きをすることで、感覚を取り戻していく感じ。
動きに深い意味があることも、大変興味深かったし、
終わった後の感想はというと、思ったより、動いたな!という体感。
体がポカポカして、循環や代謝、心の状態が整っていくのはこういうことかと思いました。
今、眠らされている自然の中の一部としての人間の感覚を思い出されたりしました。
というか、オイリュトミーって本当にすごいものなのかも・・・霊界から物質界への表現のプロセスを物語っている。
世の中の真理が表現されるものなんだろうと直感で感じたので、まだまだ深く学びたいと思う分野です。
頭で理解する「学習」は閉ざされた教育の中の一部でしかないと思います。
今の教育を見ていてわかる通り、音楽や絵画の芸術分野での「表現すること」がないがしろにされがちの教育から少し離れて、感情や意志に向き合う時間が必要だと感じます。
私は教育方針を考えるときに、シュタイナー学園の見学にも行ったのだけど、
親の相当な覚悟がないと通わせることはできないな・・・
物理的にも学校のそばにいられる環境でないと通わせられないだろうし。
なので、たまに公開講座などで勉強させてもらいつつ、
シュタイナー教育は、魂と肉体の繋がりという意味をものすごく大事にされていると感じるし、そのものを知っておくことは子育てでかなり強みになると思っています。
ここで学べたら、自分が本来何者なのか、どこから来てどこへ帰るのかということを自然と体が思い出していくプロセスが得られるのだと思います。
娘は楽しかったようで、この学校に通いたいと言い始めましたが・・・
きっと、心地よいと感じるものがあったのでしょう。
あとは親の覚悟の問題ですね(笑)