この記事は、ファスティングを実践していたころの記録です。
今は考えをアップデートしたことで、ファスティングを推奨していませんし、人それぞれ体質によって危険な場合があります。
一個人の記録としてご覧くださいませ。
無事に3日間ファスティングを終えて、回復食を終えました。
ファスティング中には、ケトン体がかなり出ていました。
ファスティング3日目では、ケトン体値が2.5
ファスティング終了後の朝は、ケトン体値が3.3
という具合に出ていました。
普通は、3日程度の断食で1.5程度だそうですよ。
私の場合、思ったより数値が出ているなという印象だったのですが、その理由の一つにMCTオイルをファスティング前からかなり飲んでいたからというのがあると思います。
そして、せっかくケトン体が体で作れるようになったので、この状態を保つためにしばらくは、ケトン食を実施していこうと思っています。
実際私は、糖質制限を少しですが、やっていたことがあるのですが、耐糖能が落ちたりするリスクもあるので賛成ではないのですが、短期間で実施するには、良いと思います。
とくにケトン体回路を少しでも使っておくことは、大事だと思いました。
やるなら短期間だけです。
そもそもケトン体とは
アセトン、アセト酢酸、βーヒドロキシ酪酸のことをまとめてケトン体といいます。
ケトン体は、脂肪酸の分解によって肝臓でつくられ、血液中に出されます。
医学会では、ケトン体は、悪者にされてきていました。
糖尿病患者が糖質をエネルギー源にできないときにケトン体を利用するしかないのでケトン体がでるので、それは重症の場合に出るもの=悪と見なされていたのです。
ですが、最近は、ケトン体が悪者ではないという見方が常識となってきています。
なぜなら微量ですが、みんなケトン体は出ているからです。
そもそもケトン体はどうやって利用されているのでしょう?
ケトン体回路とは・・・
人間にもともと備わっているエネルギー回路で、糖がなくなったときに脂質をエネルギーにして回す脂肪燃焼回路になります。
糖代謝エンジン(ブドウ糖ーグリコーゲン)と
ケトン代謝エンジン(脂肪酸ーケトン体)の2つがあります。
糖質をとっている限りだと糖代謝エンジンを利用することになります。
糖質をとっていなくてもしばらくじゃ、肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンと呼ばれる糖の貯蓄庫からグリコーゲンを分解して、糖代謝エンジンを使います。
また、タンパク質からも肝臓が糖新生といって糖を作り出し、糖代謝を促したりもします。
基礎代謝の多くを占める骨格筋や心筋のエネルギー源のほとんどは、ケトン体で動いているんだそうです。
ケトン回路入るには、体の中にある糖をつかいきらないといけません。
なので、ファスティングで糖を枯渇させることでケトン回路を回せるようになるのです。
そしてすごいのが脂肪の貯蔵庫はいくらでもあるということです。
私もこのお腹周りの脂肪の貯蔵庫はたくさんあって困っていますが(笑)
山で遭難して、食べるものが何もない状態でも水さえあれば一ヶ月くらいは生きていくことができたりしますよね。
それだけ人体には、貯蓄があるということです。
脂肪酸やケトン体は、細胞内のミトコンドリア で代謝されるので、
ミトコンドリア のない赤血球以外はケトン体を使えます。
飢餓状態になると発動し、脳や内臓の維持ができるようになっているのです。
(他にも、糖を使い切らなくてもケトン体を生み出す効率的にエネルギー産生ができるMCTオイルをつかうという裏技?も使うことができます。)
ケトン体の効果
ケトン体自体にも嬉しい効果がたくさんあります
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・アンチエイジング効果(しみ、しわの改善)
・減量効果
・動脈硬化の予防
・神経保護作用
・心臓疾患の予防
・認知症の改善
・オートファジー効果
・抗癌作用
・高アレルギー効果
・抗疲労作用
・不眠改善
・糖尿病の寛解
・インスリン抵抗性の改善
・ミトコンドリア機能の向上
こんなに嬉しい作用がたくさんあるなら、どんどんケトン体を利用していきたいですよね。
今回ファスティングでケトン体を作れるようになったので、
この流れで、短期間の間、ケトン食をやってみることにします。
お読みいただいてありがとうございました。