吉村葉子さんの本を読みました。
フランス人は物価が高いことや、若い世代では仕送り制度がなく自分たちの安いお給料でやりくりする必要があるからか物を大切にしようとする考えが日本人よりかなり高いそうです。
外食なんかも日本のように軽い気持ちでは行くことはありませんし、ほとんどが家で食事を摂るそうです。
家族や恋人とお家で食事の時間を楽しむ時間を大切にすることが多いそうです。
普段は控えめな食事で、記念日などの非日常に外食を楽しむというのが主流のようです。
日本ではどうだ?と考えたときに、何でもないとき夕飯を作るのが面倒などきに簡単に外食に行けてしまうのは良い点でももちろんあると思いますが、私はなんだか普段の食事として、外食にかけるお金ももったいないなと思うし、それに食に対する有り難みが薄れてしまうような気がするので、できるだけ家で自分の作った物を家族と一緒にゆっくり食べたいなと思います。
簡単な料理。
「サラダ・ド・キャロット」
「キュウリのサラダ」「長ネギのサラダ」「野菜のくずポタージュ」など本当にレシピにならないくらい簡単なレシピを載せてくれていて、いますぐに作ってみたいと思わせるものばかりでした。
料理は高級な食材だから美味しくできるとは限らない。
一つの食材でいかに満足出来るか、コストパフォーマンスを高めることを考えながら、料理をするのも素敵だなと思いました。
結果的にお金がかからないということになってきますが、すごく幸せなことだと思いました。
著者は、フランスへ行っていたときにほとんど友人たちから学んでいるそうです。
なんとも楽しそうなフランスでの生活が物語のように語られていて、プチフランス生活ができた気分になれました。
著者は、神楽坂で「ジョルジュサンド」という焼き菓子屋さんを開いているそうです。
いつかいってみたい。